20130620

DOWN BY LAW3







思春期の頃には、「本当の事を知りたい」なんて
よく思ってました。
物事の、語られた側面に対して疑問を抱き続け、
本当の事は隠されているのだ、と。

いつしか、私は、自分の設定した「本当の事」自体に
疑問を抱き始めました。
どうやら世の中には「本当の事」が沢山在るみたいだ、と。

今回のDOWN BY LAWは、
始めに「私たちがやろうとしているのは、ほんの些細な・・・」
というアナウンスが在り、内心驚いていたのです。

まるで、とある外科医が
「これから、あなたの心臓を解剖する訳ですが・・・」と言って、
解剖図を始めに見せてもらったような

「いやいや先生、私は麻酔で眠っていたいので、その間に頼みます!」
「まぁまぁ患者さん、たまには一緒に手術を愉しみませんか」
「そんな余裕があるはず無いでしょう!」
「じゃあ別の、麻酔じゃなくて“見解”を投与してあげましょう」


・・・何が言いたいのかというと、
日常にメスを入れるというのは
様々なドラマが隠されている、のではなく、
様々なドラマを展開できる、ということを
居合わせた皆で体感した訳です。

最近、自分自身の制作のテーマも相まって、
パートナーの存在についてぐるぐると思考を巡らせていたところだったので、
オペがあって良かったと思っています。

y-e-tは、7月は新宿の某スターバックスにて、
8月は上野での公演が決まっています。
ご都合が合う方は是非。













20130618

“ななこ”





先日の月の会、満員御礼でした・・・

会自体が終わった後に、
大好きな唄うたいの御二方から「ななこ」のプレゼントを頂きました。

「ななこ」出生のエピソードを聞きつつも、
いつも全然違う「海」のイメージを頂いています。

「ななこ」とは、
こもりうたさんとはるかさんの、言葉を持たない音のうたです。
この夜は
とても色彩豊かな海の上を、
虹の花を蒔きながら進む、顔の無い生き物のダンスを視ました。
それはとても美しくて、
自由でシンプルな生き物。

20130223

音問


期間中に音楽を薦めてくださったのはzoo_tapesの佐々木さんです。
以前から佐々木さんとは、イベントを通じて
色々な音楽や、音楽を取り巻く環境の話を伺っておりました。

佐々木さんの「シゴト」については・・・
水面にいくつか浮かんでいる洋服のようなもので
佐々木さんは常にその水面下を静かに歩いている人、
という印象を持っております。
水中の世界の、少し先を見通せるソナーを搭載した、
変わった人です。
(優れたDJは皆さんそうなのでしょうか?)

今回のシバさんの展示でのレコメンは下記をご参照ください。
ZOO TAPES

この曲はこの絵に合う!
というピンポイントなものから、
あの絵に合うこの曲を店内で流した時に
他の絵の見え方は変わるのか、という密かな愉しみがありました。


おとといとの対峙





シバさんとはbemstarで出会うより前に
実は過去にたまたま同じ運動場で
心身を鍛えていたのでした。
それから10年以上もの月日が経ち、
紆余曲折の後に偶然の再開(?)を果たしたのですが
その事を抜きにしても、「サンラン」「こみあげるへや」を経て
(私の中の)“シバミノル”に対する思い入れが
今回の「おととい」に答えを(応えを)無意識に求めていました。

いつも思うのは、何を求めていたのか、ということは
最後の最後まで分からず
ただそのゴールへ向かう様々なルートだとか、
魅力的な近道めいたもの・・・
シバさんの言葉を借りるならば「道具」が
研がれていくような感覚だと思います。


飾られていない美しさ、というのは
歪みの無い純粋な問いから生まれる苦しみ、痛み、にも
似たものなのかもしれません。
シバさんが、自分自身と向き合って生まれたもの、
生まれつつ在るもの、芽生えたもの、
見送らなければならなかったもの、
とどかなかったもの。。
いろいろな想いが隠されずに表現されていると、
その作品に対峙した人間も、
純粋に自分と向かい合わざるを得ません。


そして 
いつものようにシバさんのノートに
nell.として素直に言葉をぶつけて、
磨知香菜子として挨拶の言葉を書かせて頂いた時に
私は 社会的な自分と、制作中の自分との距離を目の当たりにしました。
ああ、こんなにもちがうのか、と。

距離感、というのはシバさんが
入口に用意してくださっていた出口のようなもので、
展示期間の観察を経て、それはまた一段と開けた出入口になりました。

ゲームの話ですが、
私はメモリーカードや攻略本を持ち合わせていなかったので、
何面もあるRPGは殆どやった事がありません。
(テトリスが大好きでした)
「一面クリアして階段をあがって新しい面に進んだら、武器が全部使えなくなっちゃった。」
というシバさんの感覚は頼もしさと、羨ましい気持ちが在ります。

シバさんが次の面に行く間、
私は一面のメンテナンスをします。

シバさん、ありがとうございます。



48号室

20121223

`DOWN BY LAW NNE:49600`


12/16(日)にベムで行われた公演 `DOWN BY LAW NNE:49600`。

1年前の12/14に、高円寺Ampで「尾花藍子」を体験してから、

また今年の12月に身体表現に出会うことが出来たのは、
とても不思議な気持ちがしています。

私はまず、「ことば」をさがすのに必死でした。

一応27年日本に住んでいますが、
自分や彼女の中に住んでいる時間は
つくらなければ生まれてなかったとも言えました。

身体が語れる言葉は、どのくらいあるのでしょうか?

心よりも社会に触れているはずの身体は、
ちゃんと動いているでしょうか?



さて、16日の`DOWN BY LAW NNE:49600`ですが

打ち合わせの段階で、y-e-t の方たちと何を打ち合わせたかというと。
「ダンスを人に伝えるって難しい」
ちょっと言葉にするとネガティブに受け取られるかもしれませんが、
実はその反対で
皆の「ワクワク」とした表情を、と付け足した「難しい」、です。

もうすぐ2013年になりますが、今一度、

自分の身体≒精神の稼動領域を点検してみる、というのはいかがでしょうか^^








ともだちになるってなんだろう
きょうだいになるってなんだろう
ふうふになるってなんだろう
よりそうってなんだろう
はなれるってなんだろう

きみはだれ

まあいいや、





“一緒に遊ぼう”


http://y-e-t.jimdo.com/




20121213

ZU to ZIの関係

只今開催中の展示
丸岡晴雪展 春夏秋冬
12月9日(日)~15日(土) ※最終日は21時まで
17:00~24:00 ※11日火曜定休 


先日、ゆるやかな日曜日に、建築家の人に店内写真を撮ってもらいました。
その何日か後に、別の建築家の人とお酒を飲みました。
そして、今週の書道の展示作品がとても
建築めいたものに見えている訳です。

図と地の関係を
昔はこんなに頭に引っかからなかったのに、

真っ白い面に墨を一点垂らすだけでも、そこは地という空間になる。
すごく何かに似ている現象だと思う。

小学校の時に何枚も書いた書道(たいてい一枚目がうまくいく)。
大学の時に何枚も書いたデザイン(だんだん無駄がなくなっていく)。
大好きな かくれんぼ(笑いが止まらない)。
慎重に慎重に音を出し始めるDJ(緊張感に惹かれる)。

受け取って投げ返す、
もしくは 投げたものが帰って来る、
隠したものが見つかる、
もしくは 隠そうとしたもの以外を見つけさせる、

天井を取っ払って星を見る、
床を爆破して深層に落ち込む、

ベッドの周りには粉々に割れた鏡が飛び散っているので、
灯源はひとつでも大丈夫。

ふたご座流星群は胸の裏側に流れてて、
情熱的なダンスと共に近づいていた。


20121122

[Obscure]





bemstarWISH YOU WERE HERE期間中の火曜日、
念願の幻に行きました*(もっとはやくにいくはずだったのに)



不明瞭な気持ちの中、
と先日の日記に書いたのは[Obscure] の影響です。
作品と対峙した時に(私側に)芽生えたのは、
明瞭すぎる「不明瞭」。
眩しいほどの闇、
大好きな霧が暗く拡散しているような。

その“くらやみ”は とても親和性に富んでいて
私の心に 空気のような染みを残しました。
脳裏にいつまでも残るのは、
写っている画像よりも 世界観の方で
ゆらゆらと いつまでもゆらめいています。

数学で扱うXとYに 少しだけストーリーを与えたら
こんなふうになるのでしょうか?
だとしたら、私は確実にその数学を受け持つ教師に
興味を持ってしまうでしょう。

生物で扱う骨格は 化学的に分解すると共通のC とかになるでしょう。
土に埋めると肥料になるやつです。

私の意思も土に埋めたら 憧れの分解菌類が食べに来てくれるでしょうか。

とにかく「不明瞭、」という存在は
こっちの世界の言葉では 周囲を回ってしまうような
だけれど中芯を求めてしまう世界なのでした。

Obscure覚え書き

[Obscure] 
http://cafegallerymaboroshi.com/20121116.html


Cafe Gallery
[ ] http://cafegallerymaboroshi.com/



WISH YOU WERE HERE




3年の時を経て生まれた展示。
今井さんの内側ではもう少し前から温められていました。
私は、言葉での参加をさせて頂くにあたり、
物語のシナリオや、歌詞の和訳等を一足先に拝見させて頂きました。
作品はもちろん、搬入前夜には全て完成していたのですが、
展示当日からは、また新しいストーリーが生まれるものなんですね。

搬入は、今井さん、ようたくん、それから今井さんの奥様、卯月さんが手伝ってくださいました。


初日にご鑑賞頂いたお客様から頂いた共通の言葉は
何故か皆様が「泣きそう」と呟いていて、
生まれたての展示が纏う空気は本当に生き物の出産と通じるのだなと思いました。
(内心は、「泣きそう」という人は、
 現実社会ではうまく泣けていないのでは、、、と思ってました)


製作中に「アスカ」に入り込んだ感じよりも、
展示期間が始まってからの方が、客観的になれた分、なんだかつらいものがあります。
まだモヤモヤした不明瞭な気持ちのまま、火曜日に幻に行きました(つづく)。

yo-ta. x Masashi Imai w/nell.
WISH YOU WERE HERE

フラッシュ。

私には 見えない。

光。

私には見えない。

頭の中に 閃光が

それは いつの 瞬きだったか

誰の 瞬きだったのか




闇が抱く

http://masashi-imai.jp/wywh/

よろしくお願いします。

20121012

かりたもの


しばさんには、たくさんの借りものをしています。
今は本。
いつも花をもらう。



私と私の中には 皆さんから借りたものがたくさんあります。

。。。

先日、無事に楽日を迎えたKAIRAKU展。
頭の中、というより体がその展示に向けて動いていたような。

そして、その時ベムスターが抱いていたのは「こみあげるへや」、
シバミノルさんのドローイング展でした。

作品の中に居ることは、鏡の中に居るのと似ています。
ただし迷宮ではなく、真っ直ぐな渦でした。

制作で どんどん研いで研いで鋭敏になった水晶は、
とても惹かれるものが在って
引っ張ってもらいました。

マラソンで、先を走る眩しい先輩に錯覚します。

20120907

観察と初見演奏


私たちはたくさんの密事を見た。
(私たちが行わなかった密事を、だ。)

私は舞台裏が好きだ。






昔、母が好んで読んでいた詩の雑誌の、とりわけ母が気に入っていた部分がある。
冒頭の挨拶文を締めくくる、「 ところで、あなたは・・・」。
何も喋らない書物にマイクを向けられる。





今日まで高橋由房さんの展示でした。
正確には昨日までだったのですが、搬入から搬出までがパフォーマンスめいていたため、
会期の前日から会期の次日まで

おそらく高橋さんのHPやパフォーマンスを見たことがある人なら
誰もが思っていた(希望)であろう “謎が解けるかも知れない” 
という淡い期待は 果たして力なく(しかし気持ちよく)破られた。
破られた、というより
何か 柔らかいテープのようなもので裏打ちされた。
私たちが高橋さんの写真を覗き込んでいるうちに、
後ろのほうで その作業が成されていたのだ。



不思議の国のアリスに出て来る、夜道を掃いて消してしまう動物。
何食わぬ顔をして さも当然の仕事をするように消していく。




同居人が 
街灯の下で鍵を探す人間 の 話をしてくれた。
その人間は 本当は別の場所で鍵を落としたけれど、
暗いから探さないのだそうだ。



分からないものを分からないままに 隣に置いておく技術
言い換えれば、隣に置いておける謎を持っておける技術

そんなことを ぼんやり考えていた。

第1回写真展 直感と街角 / Photo Exhibition #1 Street Intuition
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/nakpte/ongaku/photo.html

私がこのHP内で一番好きな項は
あなたの頭の中のコンサート












私は舞台裏が好きだ。

ただそれは、分かち合う誰かが (どこかに)居るからだ。