20130627

「連々積々」




武永リヨさんの個展

今回、始めてリヨちゃんの制作風景に立ち会う事ができた。
あの温かく、暖かく強い作品の数々が生み出される隣に
自分が居る事が、なんだか不思議です。

ペインティングナイフを突き立てて、ガリガリと色を重ねて行く後ろ姿は
まるで大きな彫刻家の、削り出しにそっくりです。


今日も、リヨちゃんの空間は多くの人を受け容れて
様々な視点を受け容れました。

私はその中でも、最後に話したお客さんとの会話が印象に残っています。

鏡は、外面を整える時に使うけれど、
絵は、内面を整える力が在ると思う。

“自分が想いを預けても、安心して寄りかかれる強さがあるみたい”

何かに似てると思いませんか。
私だけでしょうか。
あなたの大切な人に似てるんだと思います。



武永リヨ個展 「連々積々」
28日(金)まで
よろしくお願いします*



20130620

DOWN BY LAW3







思春期の頃には、「本当の事を知りたい」なんて
よく思ってました。
物事の、語られた側面に対して疑問を抱き続け、
本当の事は隠されているのだ、と。

いつしか、私は、自分の設定した「本当の事」自体に
疑問を抱き始めました。
どうやら世の中には「本当の事」が沢山在るみたいだ、と。

今回のDOWN BY LAWは、
始めに「私たちがやろうとしているのは、ほんの些細な・・・」
というアナウンスが在り、内心驚いていたのです。

まるで、とある外科医が
「これから、あなたの心臓を解剖する訳ですが・・・」と言って、
解剖図を始めに見せてもらったような

「いやいや先生、私は麻酔で眠っていたいので、その間に頼みます!」
「まぁまぁ患者さん、たまには一緒に手術を愉しみませんか」
「そんな余裕があるはず無いでしょう!」
「じゃあ別の、麻酔じゃなくて“見解”を投与してあげましょう」


・・・何が言いたいのかというと、
日常にメスを入れるというのは
様々なドラマが隠されている、のではなく、
様々なドラマを展開できる、ということを
居合わせた皆で体感した訳です。

最近、自分自身の制作のテーマも相まって、
パートナーの存在についてぐるぐると思考を巡らせていたところだったので、
オペがあって良かったと思っています。

y-e-tは、7月は新宿の某スターバックスにて、
8月は上野での公演が決まっています。
ご都合が合う方は是非。













20130618

“ななこ”





先日の月の会、満員御礼でした・・・

会自体が終わった後に、
大好きな唄うたいの御二方から「ななこ」のプレゼントを頂きました。

「ななこ」出生のエピソードを聞きつつも、
いつも全然違う「海」のイメージを頂いています。

「ななこ」とは、
こもりうたさんとはるかさんの、言葉を持たない音のうたです。
この夜は
とても色彩豊かな海の上を、
虹の花を蒔きながら進む、顔の無い生き物のダンスを視ました。
それはとても美しくて、
自由でシンプルな生き物。