ひどく遠い距離。
日々の生活の中で、Déjà vuとはとても厄介なものである。
ちょっと前までは物珍しくて、周りに居た誰それ構わず
「Déjà vuだ」と言っていたんだけれども、
最近はそれが頻繁に起こっていて、誰にも告げられる事無く私は
遠くを眺めてしまう。
夢を見ていると表現が追いつかない、
表現するまでもなく時間が進む体感の中に在り
頭の理解と、到達点とが一直線に、
シナプスの電解速度で行われる。
それが現実では遠い。
それが愛しく、まどろっこしく、
起こりえないとどこかで先に 終わり。をうつ。
届かない、響かない、触れない、というのは、
この場合は肯定なのだろうか。
水の上に水を浮かべて、その上の舟を家にしてみた。
我々は日がな一日裸で居て、
初めて見るように相手を眺めて、
思い出したら水を掛け合うのである。
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