20140329

  ひどく遠い距離。





日々の生活の中で、Déjà vuとはとても厄介なものである。

ちょっと前までは物珍しくて、周りに居た誰それ構わず

Déjà vuだ」と言っていたんだけれども、

最近はそれが頻繁に起こっていて、誰にも告げられる事無く私は

遠くを眺めてしまう。



夢を見ていると表現が追いつかない、

表現するまでもなく時間が進む体感の中に在り

頭の理解と、到達点とが一直線に、

シナプスの電解速度で行われる。

それが現実では遠い。

それが愛しく、まどろっこしく、

起こりえないとどこかで先に 終わり。をうつ。



届かない、響かない、触れない、というのは、

この場合は肯定なのだろうか。 
 
 
 
 
水の上に水を浮かべて、その上の舟を家にしてみた。

我々は日がな一日裸で居て、

初めて見るように相手を眺めて、

思い出したら水を掛け合うのである。

 
 
 

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