20110725


とても幸せな話を聴いた。

だんだんと記憶を取り戻した彼女は、とてもやわらかく微笑んでいた。
今日は春で、私たちは9月の話をしていた。

手に残る感覚。
甘い時間と暖色の記憶。

それらを、作品に昇華できるだろうか。
私は傍らにある中毒の研究に手をかけた。
らせん階段に落としそびれた、鋼鉄のシンデレラ。


私は裸足で踊れる。
使命を果たし、名前を忘れ、踊り続けることによって秘密を守っている。


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