20120820

n no hakobune ,

    


ずっと碇のようなものを引きずっていた
そのことに気づいたのは
碇を手放した時より
だいぶ月日が経っていた

どうしてだろう、
いつも新しい風を わたしのところに運んでくれたのは

 
彼女のほうだった。
 







突然 一番奥の歯が抜けて
みんなの驚きをよそに ひとりで笑っている

そんな夢を見たのは

自分の言語伝達能力の低さを恥じている夜だった。








 


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