night bank
制作のためのページ。
20120820
n no hakobune ,
ずっと碇のようなものを引きずっていた
そのことに気づいたのは
碇を手放した時より
だいぶ月日が経っていた
どうしてだろう、
いつも新しい風を わたしのところに運んでくれたのは
彼女のほうだった。
*
突然 一番奥の歯が抜けて
みんなの驚きをよそに ひとりで笑っている
そんな夢を見たのは
自分の言語伝達能力の低さを恥じている夜だった。
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