20110505
物語の森展vol.2
物語の森展vol.2
5.1-5.7
12:00-22:30
場所 http://bemstar.info/
参加者
上田宰大 http://tadaheroueta.web.fc2.com/enter.html
シバミノル http://auto48goushitsu.blog129.fc2.com/
磨知香菜子 http://nightbank.blogspot.com/
スギウラ http://emptydotdrop.doorblog.jp/
shu
chloe orin http://chloe-sheep0.jugem.jp/
croto http://www.cellost.net/
初日に「物語を囲む会」をひらきました。
10人ほどのお客さんと、蝋燭と、お酒と肴と物語を囲み、
作品から連想する物語を執筆していただきました。
言葉にならない物語を作品として展示する私たちにとって、
見る人のイメージはとても尊いもののように感じられます。
自分の持っているハンディキャップを救い上げてもらったような。
磨知
20110320
嘘をつく私たちを、支える大地
本当は全部わかっていた
あなたが嘘をついていたこと
本当は全部知っていた
あなたがまだ子どもだったこと
何も打ち明けられなかった
そのことがとても苦しかった
平気で嘘をつくあなたを
信じ続けるのがつらくなった
本当は全部わかっていた
私が嘘をついていたこと
本当は全部知っていた
嘘をつかなければ
あなたと生きてゆけないこと
平気で本心を貫くあなたの
隣にいるのがつらくなった
ただ
今まで好きなように生きさせてもらったので
これからの未来を
耐えて生きるのも悪くないかと思います
生きるために形を変え
たとえ間違えた道であろうと
根を降ろしたなら見届けるのみ
大地はつながっている
時間は息づいている
どこに居て
どんな思いを抱えていようとも
あなたが嘘をついていたこと
本当は全部知っていた
あなたがまだ子どもだったこと
何も打ち明けられなかった
そのことがとても苦しかった
平気で嘘をつくあなたを
信じ続けるのがつらくなった
本当は全部わかっていた
私が嘘をついていたこと
本当は全部知っていた
嘘をつかなければ
あなたと生きてゆけないこと
平気で本心を貫くあなたの
隣にいるのがつらくなった
ただ
今まで好きなように生きさせてもらったので
これからの未来を
耐えて生きるのも悪くないかと思います
生きるために形を変え
たとえ間違えた道であろうと
根を降ろしたなら見届けるのみ
大地はつながっている
時間は息づいている
どこに居て
どんな思いを抱えていようとも
20110310
排出の純度
排出の純度を高めることによって、
空白に流れ込んでくるものの純度も高くなることに気づいた。
忙しさに感けて呼吸を怠っていると
雑多なあれこれが溜まってしまう。
電気を消して
自分を自身から排出しよう。
ゆっくり丁寧に、ゼロになる。
その宵の夢は
鮮明なイメージの可塑卵のようなものだった。
カメラのピントは交点を過ぎると像がぶれていくが
精神の抽象作業は交点を過ぎてもどんどん絞ることを進めていける(はずだ)。
*
私は土の中に居た。
土の中で眠っていた。
地上がどうなっているか分からないけれど、
地面に口をつけて、
語ってくるものが居た。
“排出の純度を高めることによって、
空白に流れ込んでくるものの純度も高くなることに気づいたんだ”
私は目を閉じた。
そして世界を見つめ直すことにした。
20110214
20110212
20110209
Dream Record
ただ描き溜めるために歩き回る。
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草がぼうぼうの団地の最上階で、
私は無造作に積み重ねられたプランターをただ呆然と
眺めていた、昼間の終わりの頃。
恋人がいたの、と、くだを巻くボンドガール。
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意味を教えて
意味を教えて
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@
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草がぼうぼうの団地の最上階で、
私は無造作に積み重ねられたプランターをただ呆然と
眺めていた、昼間の終わりの頃。
恋人がいたの、と、くだを巻くボンドガール。
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意味を教えて
意味を教えて
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20110207
“Lunch”
千切れそうな吊り橋を、彼女はしろつめ草で繋いでいた。
そこへ通りかかったのが僕。
僕は、吊り橋を渡りたかった。
ねぇ、君、この橋を渡らせてくれないか。
彼女はゆっくりと僕に焦点を合わせてから、
渡りたいなら、渡れば。
と、呟いた。
僕は落ちた。
後から降ってくる花は、白。白。白。
*
それが楽しくて、僕はまた彼女に会いに行った。
彼女は以前よりたくさんのしろつめ草を結っていて、
僕が声をかけたらまた、同じ速度で焦点を合わせた。
僕が声をかけたらまた、同じ速度で焦点を合わせた。
ねぇ、また、渡ってもいいかな。
彼女はゆっくりと頷いた。
渡りたいなら、どうぞ。
僕は前より、白くなった橋を渡る。掌で花を撫でる。
僕は落ちた。
まるでシャボン玉を作るそばから壊していくようなじゃれ合い。
僕は落ちたまま物思いに耽っていた。
白く流れる白と共に、次は花を集めに行こうと決心した。
三度目に橋の前に来たとき、彼女はもう、橋を編んではいなかった。
橋は真っ白で、とても頑丈そうで、綻びは一つも無いみたいに見えた。
僕は小石を蹴って、花をばら撒いた。
*
数日後、気まぐれでそこを通った時、橋が枯れていることに気が付いた。
そして橋の入口には、枯れた冠を頭にのせた君がいた。
僕は彼女の頬を丁寧に、両手で包んでから、眼を閉じた。
20110201
On my continuation.
私の持続。
私の継続。
言葉を介しても壊れない、想像の強固な存在のために。
***
My continuation.
My continuance.
For strong existence of the imagination that doesn't break even if the word is used.
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