20110725


とても幸せな話を聴いた。

だんだんと記憶を取り戻した彼女は、とてもやわらかく微笑んでいた。
今日は春で、私たちは9月の話をしていた。

手に残る感覚。
甘い時間と暖色の記憶。

それらを、作品に昇華できるだろうか。
私は傍らにある中毒の研究に手をかけた。
らせん階段に落としそびれた、鋼鉄のシンデレラ。


私は裸足で踊れる。
使命を果たし、名前を忘れ、踊り続けることによって秘密を守っている。


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20110723

    

思い出せば
いつでも二人でいられるから

私は手を放す

死への危機感がどんどんうすれて
死が身近になっていく

楽園と隣合わせの心臓



ソラで生きるのはつらいから
音楽のなかに意識を埋めた
土の無い土壌に
わたしという感覚は拡散する

20110722

舌を出す白鳥

日常の生活では、既存の文脈に流されてしまう欲求も、
新しく見つめ直され、反応される。

「ガラスのようなものでできています」
「ガラスのようなものでできています」
「そしてその群れが、どんどん近づいてきます」
舌を出す白鳥
首を絞める
自分の身体から逃げ出した感覚体の

フラッシュ
みんなでスイカを食べる
食べ終わったら皮を顔に塗り付けて遊びに行くといいらしい
シャボン玉の兵器を持って

振り返り笑う恋人
愛人の肘
マンネリを葬り去る
フラッシュ
反応


私たちの記憶装置(脳)は様々な事象に反応し続けている。
演者は世界を感知し、表現する。
その姿を感知する私たちは、記憶の中から、表現に当てはまる言葉を探し出そうとする。

機械による記録装置(ビデオ)の風景を重ねながら、
私たちの脳は、思い出すという行為を諦める。
そこで初めて起こっている事象をとにかく記憶しようともがく。



「「「多重」」」 http://ameblo.jp/shohei-takahashi/entry-10953935032.html
満員御礼、ご来場ありがとうございました。
企画者、富士栄さんのレポート
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1751696559&owner_id=419776
「間違ったデジャブみたいな」という表現が秀逸だと思います。

20110708

信じていたものが信じられなくなる、というのは、


修行不足以外の何物でもない。
目が覚めると平衡感覚を失っていて、
夢の中の方が均衡を保てている。
 
自分の言葉を取り戻すために、
自分と向かい合っている。
それは社会に適合できることを期待して隠した、
私の唯一の安定剤。
 
長い間修行を怠っていたので、
組成の仕方を忘れてる。
 
alt、
 
向かい合え
そして自分自身に発言しろ。
 
「こたえ」は瞼の裏にある。